物語の中で登場する重要な数式
\[\Huge e^{i\pi} + 1 = 0 \]
小説の中ではこんなに素敵な描写がされています。
どこにも円は登場しないのに、予期せぬ宙からπがeの元に舞い下り、恥ずかしがり屋のiと握手をする。彼らは身を寄せ合い、じっと息をひそめているのだが、一人の人間が1つだけ足算をした途端、何の前触れもなく世界が転換する。すべてが0に抱き留められる。
オイラーの公式は暗闇に光る一筋の流星だった。暗黒の洞窟に刻まれた詩の一行だった。そこに込められた美しさに打たれながら、私はメモ用紙を定期入れに仕舞った。
小説・映画の中の意味は【ネタバレ】するので、これ以上ツッコミません。
本連載ではこの数式の数学的な美しさにフォーカスしたいと思います…
この博士の愛した数式(等式)の元になったのがオイラーの公式です↓
\[\huge e^{i\theta} = \cos\theta + i\sin\theta \]
ノーベル賞受賞した物理学者ファイマンさんは、この公式を人類の至宝、全ての数学の中で最も素晴らしい公式と評しました。
この記事は「その素晴らしさを中学生でもわかるように解説する」という挑戦的な連載です。
心がけた事は…
Don't think! Feeeel!
頭で考えるのではなく、心で感じるのです!
とにかく直感的に!
全てがつながる!
そんな美しい数学の世界をお見せできたらいいな… そう思って書きました…
是非、読んでみて下さい!
序章
役者の登場
準備中です
人類の至宝