(まず初めに断わっておきますが、私はNHKの回し者ではありません..)
求道者(タイプ1)がある特別な才能を持っている場合
その人は歴史に名を残す名プレーヤーに成長していきます。。
タイガーウッズ、イチロー、王貞治、、
しかし、その人が一流であればあるほど、
言い換えれば、その人が強ければ強いほど
他人を指導するリーダーとして大きな壁にぶち当たります。
その典型的な例が、潜水士 渋谷正信さんに見て取れます。
第194回 渋谷正信(2012年6月18日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
NHKオンデマンド|エラーが発生しました
21分47秒から始まる「“鬼”の絶望」というサブタイトルのVTRに生々しく描かれています。
渋谷さんは31歳の時、潜水士の仕事を請け負う会社を興します。
当時、渋谷さんは潜水士としては既に一流のプレーヤーでした。
そして、社員に対して厳しい指導をしていきます。。
ミスした社員に手を挙げることもありました。。
会社を興して5年後に事件は起こります。。
ある日、取引先の社長から妙な事を言われます。
「お宅の社員の名刺、違う会社の名前になっているよ!」
幹部社員が会社を乗っ取ったのでした。。
その後、渋谷さんは数か月、鬱状態に陥ってしまいます。
鬱から渋谷さんを救ってくれたのは海でした。。
どん底から這い上がった渋谷さんは他人に対する接し方が180度変わります。。
ナレーター(貫地谷しほり):渋谷さんは一人の人間として、仲間たちと向き合おうと決めた。。
ここからは全くの想像ですが、、
おそらく、渋谷さんは自分を含めた“人間の弱さ”を痛感したんだと思うんです。。
そして、非常にレベルの低い弱さを持っている人間に対しても、
その人に寄り添うことができる心の余裕が出来たのではないか?と思います。。
その後、渋谷さんは名リーダーに成長していきます。。
アクアラインの基礎工事では、延べ1万人の潜水士を統率するリーダーとして
大きな事故もなく無事、工事を成功に導きました。。
世界のホームラン王 王貞治さんも同じでした。。
監督としては長い間苦しみました。。
卵を投げつけられた時代もありました。。
この事件がターニングポイントという事件は知られていませんが
きっと、何かのキッカケがあったのだろうと思います。
ホークスを日本一に導き、WBCでは日本チームを世界一に導きました。。
名プレーヤーであっても、お笑いの世界では視聴者に対する思いやりが重要です。。
千原ジュニアさんの場合、バイク事故を転機に人生が変わりました。。
- 作者: 千原ジュニア
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「俺の笑いがわからん奴は、ほっといたらええ!」
「あんなレベルの低い奴らが何でテレビの中を闊歩しとるんや!」
という心理状態から
「受け手を放っておくお笑いは、全然おもろうない」
という心理状態に変わりました。。
その後の活躍はご覧の通りです。。
自分にも、他人にも厳しいタイプ1
そんなタイプ1が人生を変えるターニングポイントに遭遇し
瀕死の状態から生還する。。
そして、人生が180度変わる。。
今回はそういうお話でした。。