最近テレビで大活躍している「くりーむしちゅー」さんですが、今回は彼らを取り上げたいと思います。
上田さんは、多分タイプ6だと思います。MCの仕事が多いのでタイプ3かタイプ6の可能性が高いですが、笑顔の感じからいうとタイプ6に違いないと思います。
問題は有田さんです。
結論から言うと、ぱっと見ためではタイプ9とは思えませんが、おそらくタイプ9です。
タイプ1〜9の可能性をそれぞれ考えてみましょう。
タイプ1と判定するには、
- ずぼら、ゆるい
という特徴が決定的にそぐいません。
タイプ2と判定するには
- 悪いことを考えそう(実際表現もする)
という点がありだめです。
タイプ3という可能性も少しあるとは思いますが、
- 休日にだらだら家で過ごす
という話をテレビでしていたのでタイプ3ではないはずです。(タイプ3はこういうことは絶対にやりません。)
タイプ4の可能性も完全には否定できませんが、多分違います。
その要因として、まず共演者のタイプ4の方とうまくやっている点が挙げられます。
ホリケンさんは比較的典型的なタイプ4ですが、「しゃべくり007」でかぶっている感じは全くしません。
また、タイプ4独特の自信のなさが全く見えない点からしてもタイプ4の可能性は限りなくゼロに近いと思います。
タイプ5特有の内にこもった感じがないので直感的にタイプ5の可能性は否定しました。
タイプ6は相方の上田さんが高い可能性でそうなので、あり得ません。
紛らわしいのがタイプ7です。エニアグラム初心者が真っ先に思いつくのがタイプ7だと思います。
- 声が大きい
- ずぼら、隙が多い
- あけっぴろげ、ズバズバ意見を言う
これらの特性はタイプ7に典型的です。しかし、タイプ7は多分ありません。
その理由を言葉で説明するのは難しいですが、タイプ7固有の自己陶酔感がないのです。
例えば、タイプ7が「ずぼら」な場合、「ぐずぐずな俺だけど、また、そこがいいでしょ!」みたいな悪い自分に対しても陶酔感があります。結局、ダメな自分が好きで、本気でダメな状態をやめようとしません。自分が本当に嫌だったら、タイプ7は絶対やめます。
これに対して有田さんは「ずぼらでダメな俺だけど、どうしようもないんだよねぇ..」という感じで、「悪いとわかっていて、それを直したいとも思っているけど、できない」という感じです。
また、面白いことを言った後のエクスタシーも見えません。タイプ7の芸人さんだったら、ウケた時の陶酔感、恍惚感はハンパじゃないはずです。
結論としてタイプ7は多分違います。
タイプ8の可能性は、ほぼゼロです。タイプ8独特の威圧感が全くなく、逆にツッコミ所満載の挙動、限りなく素に近いボケをします。
最終的に残った可能性がタイプ9です。
明らかに、有田さんは典型的なタイプ9の人とは違います。
これまでご紹介してきた推定タイプ9の有名人とも印象が違うと思われるんではないでしょうか?
例えば
タイプ7の所で挙げた
- 声が大きい
という特性は多くのタイプ9の人は持っていない特性です。
しかし、
- ずぼら、隙が多い
- あけっぴろげ、ズバズバ意見を言う
という特性はタイプ7とタイプ9で共通しています。
私自身、有田さんみたいなタイプ9にはほとんど会ったことがありませんでした。唯一、5年ほど前にいっしょに仕事をした方が有田さんのようなタイプ9でした。
最初はタイプ9だとは全く考えていませんでしたが、仕事をしているうちに、タイプ9に違いないという確信が強まりました。
有田さんがタイプ9だという仮説が正しいとすると、大変なことです。
というのも、お笑い芸人の中でタイプ9は非常に珍しいからです。他人と積極的にかかわったり、積極的に自分を表に出すことのないタイプ9は必然的に芸人としては希有の存在です。
少し前に島田紳助さんが「しゃべくり007」に出演して、「上田についていけ、それしか生き残る道はない」というようなことをおっしゃっていました。
確かに上田さんは話術もすごくて人あたりもいいのでMCとしてこれからも活躍するでしょう。しかし、有田さんがもしタイプ9だとすると、そのお笑い界での希少さは飛びぬけているはずです。
ほとんどの共演者とうまくやれるはずです。
ということで、今回の結論
- 有田さんを侮るなかれ