ベストセラー&ロングセラー英単語帳
- 作者: 鈴木陽一
- 出版社/メーカー: アイシーピー
- 発売日: 2000/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 197人 クリック: 3,012回
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常にAmazon売上第1位に君臨しています…
リアル本屋さんでも絶対あるよねぇ〜
でも単調な英単語勉強はなかなか続かない…
例えば1日10文やるぞ!って決めて頑張るとします
3日目
予期していた通り、失業率は3四半期連続で上昇した。
はぁ、なんか暗い文やの〜 明日やろ!
そして、そのまま本棚で埃をかぶり…
そのうち見るのも嫌になって… バーン!
「やっぱターゲットがいいや!」って別の単語帳に走っちゃう…
でも、この最初のページから勉強する事自体がそもそもの誤りでした!
これから書く方法は、DUO 3.0をコンプリートする秘策です!
この方法を使うと、DUOが好きになって、必ずDUOを何周もすることができるようになります。そしてDUOの1番のウリである最高の効率で英単語を覚えることが出来ます! DUOを挫折してしまった人は騙されたと思って是非試してみて下さい!
【こんな記事も書いてます】
いきなり結論
結論、最初に言っちゃっていいかしら??
DUOをコンプリートする2つのコツとは
- 日本語から読むべし!
- 好きな所から読むべし!
の2つです
本の最初に書いている推奨学習法によると
STEP1で
560本の見出し英文を、それぞれの単語・熟語の意味を理解しながら和訳する
と書いています。
これを素直に読むと、
- 560本を最初から順序よくやる
- 英文を読んで、見出し語の訳をたよりに和訳する(そして答えの和訳と見比べる)
という学習法です。(言っていることが2つのコツの真逆ですねwww)
でも、この学習方法ではなかなかコンプリート出来ないのです!
では、何故この方法ではダメなのか? 順を追って詳しくお話ししましょう…
日本語から読むべし!
ご存知の通り、DUO 3.0は、英単語1600語と熟語1000語を560本の英文に凝縮しています。でも、その結果として…
出現頻度が低い英単語でも登場させないといけない場面が
どうしても出てきます。
つまり、日本文に対応する一番ありふれた英文があるわけではないということです。
あくまで最初に英文があって、その訳として日本文があるのです。
(なお、DUOに掲載されている全ての英文は、入念にネイティブチェックを受けているので、出現頻度が低い単語を使っていたとしても英語としては非常に自然な物です。)
この事情があって、著者は英文→日本文の流れで学習するのが良いと言っているのです。
でもね、でもね、
知らない単語や熟語が並んだ英文をいきなり読むのは
マジ!無理!
きっついんですわ〜
そこで私が推奨するのは
日本文を最初に読む
というやり方です。
日本文をペラペラめくって読んでみて
お!この日本語は英語ではどんな感じかな?
と思った所で英文を読みます。
ただし、前述の通り、英作文の答えとして読んではいけません。
そういう言い方もあるのか!
その単語が来るか!
(よくその単語を押し込んできたなwww)
という感じで読むと良いです。
好きな所から読むべし!
この2つ目のコツが非常に重要です
システム英単語やターゲット1900などの単語帳とDUOが決定的に違うのは
単語が難易度順に並んでいない
ということです。
システム英単語やターゲット1900で、最後の方から勉強したりするおバカさんはいませんよね? 当たり前です! 効率が悪過ぎます。
これに対して、DUO 3.0の場合、最後のほうの文(最後から3番目)に、なんと!
recently
という超よく使う基本単語が登場してきます。しかも、ここで初めて出て来るのです!(まさに、英語版「いろは歌」ですね!)
う〜ん… どういうこと?
そう!そういうこと!
どこからやり始めても良い
ということなのです。
ただし、「2回以上登場する単語がある場合は、最初に登場した場所で解説する」というルールで本が構成されているので、著者は最初から順序良く学習することを勧めています。
でも、DUOの英文は非常に巧妙に出来ており、2回以上登場する単語はほとんどありません。ですので、安心して好きな所から学習して下さい。
高校生の皆はこちらも見てみてね!
DUOの流れ
どこから読み始めてもいい!
って言われても、560本もあったら迷いますよね…
そういうあなたのためにDUO 3.0の流れをお教えします!
本屋でDUO 3.0を立ち読みしてみて、、
最初の方は雑多な文が続いてあるので「DUO 3.0って、こんな感じでバラバラな英文が続くのか…」とガッカリした人も多いと思います。(実際、私もそうでした…)
しかしそんな工夫のない教材がベストセラーになるわけありません!! 複数の文が流れ・塊としてある場所が存在します!
最初の塊は29番〜40番「社会問題」です
例えば31番
社会の高齢化が避けられないことは言うまでもない。
次の塊は46番〜61番「医学生物学ネタ」です
例えば48番
それらの錠剤の効果は強烈だが持続性はない。
その次は92番〜99番「航空機事故」です
例えば95番
彼らは昼夜休みことなく,その墜落事故の原因を調査している。
そして132番〜145番「世界(政治)経済」があります
例えば135番
要するに,その規制の目的は国内産業の保護だ。
この後しばらく雑多な文が続いた後、156番〜253番まで塊が続きます…
- 156~176 (理系)高校・大学生活
- 177~211 キャラ祭り①
- 212~223 車ネタ
- 224~228 宇宙ネタ
- 229~241 エコロジーネタ
- 242~253 地理ネタ
キャラ祭り気になりますよね〜
例えば196番
ボブが働いている間,ジェニファーは家でくだらないメロドラマに夢中になっていた。
といった感じです
この後 、また雑多な文が続いて、その中に以下の3つのトピック群が現れます
- 296~301 旅行話
- 314~327 医学・疫学
- 340~346 魂の叫び
最後の魂の叫び! 気になりませんか?
後で詳しく説明します
そして、360番から最後の560番までは、本のクライマックスで大きな塊の連続となります
- 360~387 就職→会社生活→リタイア
- 388~456 政治&スキャンダル
- 457~476 犯罪・事件
- 477~491 歴史・未開地探検
- 492~560 キャラ祭り②
いかがでしょうか?
メッチャ気になる〜!
という方も多いのではないでしょうか? そんな方は今すぐ本屋に行くか!ポチりましょう!
- 作者: 鈴木陽一
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DUO=預言の書?
DUOが未来を予想していたかも!? というような文が所々あるので、ここでは、それらを見ていきましょう
DUO 3.0は2000年3月15日に初版が出ています。ということは9.11も3.11も知る由もありません。テロに関することは1文しかなくて、それも具体的ではないんですが、原発事故に関係する文は、こんな感じでドキッとする ぐらいリアルに出てきます。
38番
実は,住民たちは放射能にさらされてきた。
39番
核エネルギーの潜在的な危険性は,いくら強調してもし過ぎるということはない。
40番
過去数年間のその問題を見過ごしていた報道機関が,今ではどちらかと言えばそのことを重視し過ぎている。
今流行りのAIブームも預言している?
258番
AIは人工知能の略です。
というのは、お愛嬌で、AIは昔からありますもんね…
今のブログ界隈のネタも少しあります…
261番
ホームページの人気は内容次第。
264番
ますます多くの人々が,その媒体の双方向的な性質を利用しようと躍起になっている。
DUO 3.0で唯一、現在と乖離している所があるとすれば… それはSNS関係のネタです。 もしかしたら次バージョンではこのあたりに追加されるのかもしれません…
次の2つの文は、未来予想という意味では趣深いです…
270番
ソニーはこのスゴイ機器に多岐にわたる機能を統合させた。全米で評判になり始めている商品だ。
2000年といえばソニーが絶好調だった時代で、それからの凋落&V字回復は誰も予想できなかったことでしょう…
312番
興奮したファンたちが,マイケルを一目見ようと裏口に群がっていた。
マイケルが亡くなったのが2009年… まさか2000年の時点であんな形で亡くなるとは…
そして!最後の方にこの文が出てきます
429番
彼の政権はきっと崩壊する。
これは預言なのでしょうか?!
神のみぞ知るです…
魂の叫び!
360番〜560番のクライマックスが始まる直前に、とても意味深な文章が続いている所があります。
340番
会社のためにあくせく働くよりは,我が道を行くほうがいい。型にはまろうとしたって何の得にもならないよ!
342番
機が熟したら,大胆に突き進むんだ! 僕がいつもそばにいる。
345番
自分の才能を示すために,めったにないこの機会を最大限に利用するべきだ。
う〜ん… おじちゃん…
胸が苦ちぃよう…
まるでヒトデ氏を見ているようです…w
(社畜とフリーのはざまで揺れ動く心が、生き生きと痛々しく描かれています)
ここから述べることは私の単なる妄想ですが、もしかしたらこんな展開だったのかも?しれません…
著者は1994年10月サラリーマン時代(それも多分エンジニア)にDUOの第1バージョンを書いた。それが思いの外ヒットして幸せだった反面、第1バージョンの問題点が気になってどうしようもなくなってきた。
DUOを進化させるためには二足のわらじでは無理だと判断した著者は、脱サラしてDUO 3.0の作成に専念した。その時の魂の叫びがこの文章に残っている…
この推理を踏まえて、最初の文を見返してみましょう!
We must respect the will of the individual.
個人の意志は尊重しなければいけない。
なんと趣深いんでしょうか!
キャッチーでなくてもいい
どうしてもこの文を最初に持って来るんだ!
という著者の気概が垣間見える…
なんて… 妄想しちゃいました…
まとめ
これまでDUO 3.0に何度もトライして何度も挫折してきた
全ての人に捧げる2つのコツ
もう大丈夫!この2つのコツさえ守れば必ずコンプリート出来るよ!
- 日本語から読むべし!
- 好きな所から読むべし!
そして… アツい著者のハートを感じ取ってほしい!