Love 9タイプス

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長嶋茂雄さん

ミスタープロ野球、ミスタージャイアンツ長嶋茂雄さんの登場です。

ミスターは、どう考えてもタイプ7です。タイプ7の1つの典型と言っても過言ではありません。
タイプ7的な要素を挙げると、

  • 天真爛漫(「カール!カール!」の連呼は有名な話)
  • 目立ちたがり(ショートのボールまで取っていたというのも有名な話)
  • チャンスに強い
  • 感覚的な表現をする
  • 他人の話を聞かない

もう、絵に描いた様なタイプ7です。
冒頭のYouTubeの映像にもあるように、長嶋さんはチャンスに異常に強かったです。タイプ7の特性としてチャンス・本番に強いということがあります。
例えば、演奏などの発表会、会社のプレゼン、スポーツの試合や試験などにも強いです。

では、なぜタイプ7が本番に強いのでしょうか?
「目立ちたがり」「高い集中力」という2大特性がその原因です。
多くの人が注目している場面で、タイプ7はその実力を遺憾なく発揮します。多くの人が期待していて、ここで結果を出すとヒーローになれる、という場面は、他のタイプだとどうしても萎縮してしまいがちです。ところが、タイプ7は、「よーし、やってやるぞ!」という気持ちになります。観客が誰もいない時の10倍ぐらいのパワーが出てきます。

そして、高い集中力がその行動を後押しします。
タイプ7が一旦、集中すると、周りが全く見えないぐらい集中します。
私は学生時代、弓道をやっていました。種目は違いますが、長嶋さんが感じていたであろう感覚がわかる気がします。(ちなみに私もタイプ7です。)それは、こういうものです。
多くの人が期待している、ここで結果を出せばヒーローになれるという場面で、もちろん、それは意識します。
しかし、一旦、的と対峙した時(長嶋さんの場合はピッチャーと対峙した時)周りの全ての物事がなくなり、宇宙に自分と的しかいない感覚になるのです。
そして問題は非常に単純になります。自分が射る矢を的に当てる、ただそれだけです。
長嶋さんの場合は、ピッチャーが投げたボールを叩く、ただそれだけです。
その他の全てのことは無で、本当にそれだけなのです。
非常に高い静寂がそこにあります。

他のタイプでも、こういう感覚は必ずあると思いますが、タイプ7はそれを感じやすい性格だと思います。
どうしてかというと、おいしい物を食べる時、タイプ7は例外なくこの感覚に陥ります。「おししい食事と私」の世界に没入していくのです。どんなに好きな人が目の前にいても関係ありません。

このように、目立ちたがり屋の上に高い集中力があれば、チャンスに強くないわけがないのです。